椎名誠「岳物語」はアラフォー世代には二度美味しい名作

椎名誠の「岳物語」を10年ぶりに読みました。

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この本は10代の頃から大好きで、何度も読み返してきた本。最近またふと読みたくなって読み返してみたら、アラフォーの心にジーンとくる素晴らしい1冊だったわ。

 

 

作家、椎名誠氏について

ウソでしょ?!ウソだと言ってほしい。今この記事のために椎名さんをWikiで調べたら、現在御年74歳ですって!

 

椎名さん。。。おじいちゃん。。。(´;ω;`)ウッ…

そりゃそうよね。私が子供の頃すでにおっさんだったし、孫もいるし。

 

いつまでもグレートジャーニーな豪傑おじさんの印象だったのに、なんか寂しいわ。。。

 

椎名誠氏のプロフィール

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引用:椎名誠 | 著者プロフィール | 新潮社

 

1944年6月14日生まれの74歳(!)

出身は東京都世田谷区

作家の他にも、写真家であり映画監督であり編集者

妻はエッセイストの渡辺一枝氏

テレビで時々見かける姿からは、ジーンズとTシャツ、ボサボサ頭で僻地を旅する冒険家のイメージもあるわよね。

椎名誠氏とお母さん

実は私、小学校低学年の頃一度だけ椎名誠氏のお宅へ遊びに言ったことがあるという驚愕の事実が!

 

理由は椎名氏の妻である渡辺一枝氏と私の母が同じ職場で働いていたから。これ、一生自慢するやつ。私が唯一自慢できるエピソードだから。

 

昭和後期の頃、私は東京都の小平市という郊外で暮してたわ。私の母はその小平市の保育園で働いていたんだけど、なんと椎名氏の奥さんはその保育園で保母さんをしていたの。

 

この話は「岳物語」の中にも少しだけ出てくるわ。

 

それで渡辺氏が「おひなまつり」のパーティを自宅で開催するからって、保育園の職員たちを全員招待してくれらしく、どさくさに紛れて椎名氏の家に私ももぐりこんだってわけ。

 

今思うと、母と2人で自転車で椎名氏の家に行ったんだけど、相当ご近所だったってことよね。感動!

 

その時は残念ながら椎名氏に会うことは出来なかったんだけどね。家の様子は子供ながらに「なんて豪華な家だろう!」って思ったのを今でも覚えてる。

 

日頃から母親から椎名さんの裏話と渡辺一枝氏のエピソードを聞いていたせいか、小学

生の頃から椎名氏本をすごく読むようになったわ。

 

椎名氏の本は軽快でポップで子供でもスラスラと読める作品ばかり。とはいえ、椎名誠を読む小学生ってあんまりいなさそうだけどね。

 

岳物語のあらすじ

岳物語の出版は1989年。

 

両親が登山が好きだったことから、息子につけた名前が「岳」。ちなみに飼い犬の名前は「ガク」。

 

お勉強はできないけど、喧嘩が強くてまっすぐな少年「岳」と、当時は珍しかったイクメンな「おとう」こと椎名氏の家族の物語。

 

「これはショーネンがまだチチを見棄ててない頃の美しい親子の物語。」引用:Amazon CAPTCHA

 

 

岳物語を読んだ感想

椎名氏は親の目線で息子「岳」の周辺で起こる出来事を書いてるんだけど、これがもう本当にドンピシャに自分の親世代の感性なのよね。

 

読んでると、「ああ、あの頃の親たちはこんな感じだったのかなぁ」って妙に納得できるのが面白い。

 

例えば、女の子達がバレンタインデーに椎名氏の家に3人連れ立ってやってきて、岳にチョコレートを渡しに来るシーン。

 

私も小学校の頃のバレンタインデーは友達が好きな男の子の家にチョコレートを届けに行くのについて行ったものよ。

 

玄関のチャイムを鳴らすと男の子のお母さんが出てくるんだけど、私は隣でその様子を見ていて(このお母さんは今どういう気持ちなんだろう)って、不思議な気持ちで見ていたわ。

 

だって、男の子のお母さんたちってみんな妙に冷静で事務的だったから。

 

おそらく女の子達の目には、椎名氏も冷静な大人に見えたんだろうけど、ドアを締めてから彼は明らかに狼狽してるしはしゃいでるし興奮してる。岳よりも。

 

そんな、ドアの向こうの大人の顔が覗きみたら、少女時代の自分の気持ちがすっきりしたわ。

 

母親になった今これを読むと、ああ、確かに息子がチョコレートをもらったりしたらこんなふうになるんだろうな。ってつい口元がほころぶ。

 

残念ながら今のところバレンタインにチョコレートのチョの字もないけど、我が息子たち。

 

そんなふうに、時々自分の少女時代を思い出したり、親の立場で共感してみたりして二度美味しいわ。

 

赤ちゃんや幼児の育児って、本当に可愛らしくて最高なんだけど、親子として一番深く関わるのって小学校時代じゃないかと最近思う。

 

岳物語ではまさにその時期、岳が保育園から小学校6年生までの期間が描かれてるのね。

 

頭の中が好奇心でいっぱいで、キラキラした目でその日合った出来事を「おとう」に話してくれた保育園児の岳。

 

女の子3人にチョコレートをもらって、お返しにハガキを書くことにしたけど、お気に入りの女の子のハガキにだけ、小さな花を描いた小学2年生の岳。

 

探検家の野田知祐氏に連れられて釧路川でカヌーをこいで冒険家の仲間入りをした小学校5年生の岳。

 

旅から帰ってきた椎名氏を呼ぶ「おとう!」という声がかすれて声変わりが始まった岳。

 

親としての黄金時代とも言える子供の小学校時代を、男性特有なストレートな目線でやさしく描かれていて、いろんなシーンがじーんと胸に響いた。

 

やっぱりこの本は定期的に、一生読み直していきたいわ。子供が20歳くらいになってから読んだら号泣して読めなくなるかしら。。。

 

後半は椎名氏が自分の趣味に走ったのか釣りの話がどんどん増えてって退屈な場面が多いんだけどね。

 

続編の「続・岳物語」では、かわいかった岳が自立の時期を迎えるのよね。さっそくポチって続きを読むとしようかしら。。。

 

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  1. 言霊百神 より:

    日本語の起源

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