【保存版!】西原理恵子の毎日かあさんを子供の年代別に全力レビュー

西原理恵子氏の毎日かあさんはもう読みましたか?

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2002年から毎日新聞で連載された西原理恵子による言わずも知れた大ベストセラーよね。アニメ化もされたし映画化もされてるから、子供も知ってるし大人も知ってるという、西原作品にあるまじきクリーンな作品よ。

 

なんたって手塚治虫賞受賞作!

 

【もくじ】

 

西原理恵子先生について軽くご紹介

▽西原理恵子先生のプロフィールはこちら

  • 1964年11月1日生まれ(現在54歳)
  • 高知県高知市出身
  • 武蔵野市吉祥寺在住
  • 故・鴨志田穣氏との間に1男1女をもうける
  • 現在高須クリニックの院長、高須克弥氏と交際中

 

ざっとこんな感じね。私は若い頃から西原氏の漫画が好きだったわ。フィクションの漫画もたくさん描いてるけど、体当たり取材をしてそれをはちゃめちゃに描く作風が大好きよ。

 

この世に怖いものなんか無いって顔しながらも、時に優しく繊細な彼女の作風は、笑ったり泣いたり感動したりして人生の救いがたくさん散りばめられているのよ。

 

毎日かあさんについて

毎日かあさんは、西原理恵子氏の2人の子供、兄のがんちゃんと妹のふみ、そして前半は子どもたちの父親の故・鴨志田穣氏と西原かあさんが主な登場人物。

 

実際の彼女の子どもたちの成長を描いているので、巻が進むと彼らを取り巻く環境や起こる出来事も変わってくるのよ。サザエさんとは違うのよ。

 

西原氏いわく、人から聞いた話などをモデルにしてるフィクションらしいけど、彼女の目線で描く「母さん業」を通して私達はたくさん励まされるわ。

 

小さい子供の世話が大変で子育てが辛いとき、夫婦の中が終焉を迎えるとき、夫を見送る時。そして可愛い子犬のようだった子どもたちが自分の手から離れていく様。

 

毎日かあさんを通して、幼児から思春期、巣立ちまであらゆる子育て世代の母達が共感できるのよ。

 

実際に西原理恵子氏をイベントで見た時のこと

10年くらい前には、新宿のロフトプラスワンで、有名な漫画家を呼びつけて画力対決をするっていうイベントをやってたんだけど、それに参加して実物の彼女を見たことがあるわ。

 

そのイベントの夜は、西原氏は焼酎をガブガブと飲んでどんどん酔っ払いながら好き放題に絵を描いたり相手をこき下ろしたりしてた。

 

確かその夜の画力対決の相手は以下の3名でこのように罵倒されてたわ。

「東京タラレバ娘」の東村アキコ氏→

やみくもに仕事を受けすぎているからもうすぐ自滅する、むしろ早く自滅しろ!

 

「刃牙シリーズ」の板垣恵介氏→

今年で刃牙28周年。大御所漫画家なのにパースがおかしい、何を描いても刃牙だ。

 

「デトロイト・メタル・シティ」の若杉公徳氏→

下手くその一発屋。ほっといても消えるから記念でイベントに呼んでやった。

 

どう?なんつーむちゃくちゃな人かしらね!このイベントは、人生画力対決っていう漫画本になってるけど、超大御所も呼びつけて容赦なくこき下ろすからイベントへの参加を断られまくってたわ。

それでも世間の人々に愛される彼女の魅力は、作品の中に現れてる。

迷わず読めよ。読めばわかるさ。1,2,3,ダー!

 

では、毎日かあさんを子どもたちの年齢別に各巻レビューしていくわよ!

 

毎日かあさん1巻 カニ母編子供の年齢4歳、2歳

この頃は西原氏は、アル中の夫に家庭をめちゃくちゃにされながら描いていためちゃくちゃタフな時代。ギャグの中にも笑えない大変さがにじみ出てる。

そんな中だからこそ、小さな子どもたちの手に救われてる彼女が垣間見えるわ。巻の最後のコマは「何度生まれかわっても、おかあちゃんがいいや」の一言。

 

この巻、子供が小さい頃は「あるあるー」って笑えたけど、もうその時期を過ぎてしまった私は読むと懐かしいわ恋しいわで涙が止まらん!

 

毎日かあさん2巻 お入学編子供の年齢小1、年少

 兄が小学校に入学して、おバカ行動はパワーアップ。虫を集めたり迷子になって警察のお世話になったり。。。引き換え妹は小さいのに大人を慰める天使のよう。

別居中のお父さんはお酒をやめて、時々子どもたちとも会ういい関係に?

 

子供の学校のことを漫画に描いて学校から注意を受けて大きな揉め事になったのもこの時。しかし母さんは全く凹む様子なし!

 

毎日かあさん3巻 背脂編子供の年齢小2、年中

 母さん、お酒を飲み過ぎな頃。父さん、禁酒に失敗し再びアル中で入院。西原家大丈夫かいな。

 

息子は加速をつけてアホになり、お勉強のできが悪いこともわかってくるのよ。でも勉強が苦手なのは親ゆずりだから仕方ないよね。って話だけど、これ我が家の事描いてる?

 

巻中では、今は亡きアンパンマンの作者のやなせたかし氏との同郷対談あり。西原氏、やなせ先生より「あんたは根性の曲がり具合が漫画家に向いてる」との素晴らしいお言葉をもらってたわ。これは宝ね。

 

毎日かあさん4巻 出戻り編子供の年齢小3、年長(推定)

アル中で禁酒と失敗入院を繰り返していたお父さんがついに禁酒に成功して家に戻ってきた!ようやく家族4人が一緒に暮らせるようになって幸せいっぱいの西原家。

 

でも実はお父さんが帰ってきたのは、最期を家族と一緒に過ごすため。すでに彼は末期の腎癌におかされていたのよ。本当は西原氏は夫を捨てたかったけど、今の彼氏の高須先生の助言を受けて看取ってあげることを決心したのね。

 

描き下ろしの漫画は、辛すぎてこのレビューを描いてる途中は読み返すことができなかったわ。読んだら泣いちゃってレビューがかけないもの!

 

表紙の絵は、頑張ってアル中を克服して家族の元に帰ってきたときの記念写真なのねきっと。母さんが悲しい顔をしてるように見えるわ。

 

幼い子どもたちがどんなふうにお父さんの死をお母さんと受け入れたかが描かれている、これは神巻!

 

そして私の大好きな男の子5人兄弟「むぎちゃん5(ファイブ)」がここで登場。

 

毎日かあさん5巻 うろうろドサ編子供の年齢小4、小1

父さんと母さんが旅をした世界の各地に父さんの遺灰を3人でまく旅へ。父さんの死を3人で受け入れて乗り越えて、という時期ね。

 

今の私の子供がちょうど同じ年。私が子供2人を連れて夫の遺灰をまきに行くなんて。。。考えただけでしんどすぎる!それをしながら漫画も描いて子供も育ててなんてやっぱり彼女は女傑なのは間違いないわ。

 

5巻ではもう完全に”男子はバカ、女の子はおませでかわいい”の構図が完成されてて、毎日かあさんは「男の子を持つ母親の読み物」になってるわね。

 

毎日かあさん6巻 黒潮家族編子供の年齢小5、小2

表紙の母さんの表情がだいぶ元気になったわ。ふみちゃんが小さな父さんのお人形を持ってるところがまた私を泣かすけど。

 

この巻で西原家は子猫を家族に迎えるんだけど、まさに今の私の心境そのもの。かつて子猫のように可愛らしかった子供たちが、今はアホで生意気になってしまったわ。

 

でも一度知ったあの可愛らしさは、もう失ったまま生きるのが辛い。。。!そしてかわいいペットに走るのね。わかる、超わかる!今私は最高潮に猫がほしい!

 

引き続きお兄ちゃんはどうにもならないアホ男子に、妹のふみちゃんはおませないい子に育っています。

 

毎日かあさん7巻 ぐるぐるマニ車編子供の年齢小6、小3

”マニ車”っていうのは、チベット仏教で用いられる仏具で、回転させた数だけお経を唱えるのと同じ功徳があるって言われてるらしいわ。

 

今回の表紙では、お父さんの人形をがんちゃんが持ってみんなでマニ車を回しに行ってるところ。

 

アジア紀行もいっぱいあって、美味しそうなものを3人でよく食べてるわ。

 

今私の子供たちも寝る時にお気に入りのお人形をベッドに並べてるけど、この巻ではがんちゃんがそのお人形たちとお別れ。ああ、我が家にもその日は近いのかしらね。。。

 

毎日かあさん8巻 いがいが反抗期編子供の年齢中1、小4

ついにお兄ちゃんが反抗期に突入。家族みんなで行く旅行もこのあたりで最後になるのかしらね。。。

 

バカなことをしたエピソードしかなかったお兄ちゃんが反抗期になったら今度は大食いが始まったわ。母さんも料理の腕を振るう時期ね。

 

ふみちゃんがまだニコニコと可愛いのが母さんにとって何よりの救い。

 

毎日かあさん9巻 育っちまった編子供の年齢中2、小5

その名も「育っちまった編」。たしかにね、中2にもなれば衣食住、後は大事なときだけ相談に乗るくらいでもう母として世話を焼いてやる時期は過ぎてるのかも知れないわ。

 

この巻では母さんが「男の子を育てて良かったこと」について描かれてるんだけど、それがシンプルで胸にぐっとくるのよね。これから来る私の息子の反抗期も、これを何度も読んで乗り切りたいわ。

 

豪華コラボとして、女の子を育てるお母さんのバイブルと言われている「うちの3姉妹」との共作も掲載されてるのよ!

 

毎日かあさん10巻 わんこギャル編子供の年齢中3、小6

受験を終えたふみちゃん、ギャル化!おんなとして成長していく周りの女の子達に揉まれて、あっという間に小さなふみちゃんはいなくなっちゃったわ。

そしてお兄ちゃんは早くも反抗期を抜けてすっかりお兄さんに。

 

西原家は猫に加え、新たに保護犬を迎え入れてますます賑やかになってきたわ!

 

毎日かあさん11巻 息子国外逃亡編子供の年齢高1、中1

子どもたちの絵柄が完全に変わって大人になったわ。表紙ではふみちゃんは大人になったと言うか、グレたわね。

 

お兄ちゃんは高1にして単身渡米を決意!サンディエゴへ留学すべく猛勉強を始めてなんと無事合格。

 

全然勉強できなくて母さんずっと心配してたけど、本当に「男の子は急に走る」のね。。。泣かせるんじゃないよ!

 

毎日かあさん12巻 母娘つんつか編子供の年齢高2、中2

かわいかったふみちゃんが反抗期になって目が釣り上がって3巻目。もうつんつか娘がすっかり板についてるわ。そりゃそうよね。中2だもの!

 

子どもたちのネタが減ってきたのか、犬猫エピソードの割合が急上昇。

 

そして16歳になったお兄ちゃんがいよいよアメリカに行ってしまうのよ。寂しいわね母さん。。。

 

”つんつか”には実は父さんとのあったかいエピソードがあるのよ。描き下ろしで描かれてる、笑って泣けるつんつかエピソードは、成長した女の子への愛に溢れたメッセージが描いてあるわ。

 

毎日かあさん13巻 かしまし婆母娘編子供の年齢高3、中3

 ここに来てついに表紙とサブタイトルににお婆ちゃん登場。

 

西原氏の実の母である婆ちゃんは、1巻で登場した時既に「ちょと手伝いに来て、と言われて4年家に返してもらえない婆さん」って書いてあったわ。実は登場年数長いという事実。

 

14巻は1ページ目で涙がビャッと出るから気をつけて。タオル用意してから開いて。子育て終わったらなんで子供が小さかった頃の思い出はあんなにせつないの?死ぬの?できることならもう忘れたいくらいせつないわ。

 

いいな、と思ったエピソードを一つご紹介。

荒れ狂う反抗期のふみちゃんを見て、アメリカに渡ったお兄ちゃんが母さんにアドバイスをするのよ。

 

「アメリカにはそんなにひどい反抗期はない。なぜなら家が広いし家族がそれぞれ自立してるから。距離をおいて気楽に行こう」って言ってたのが、本当にそのとおり!って思ったわ。

 

子育てが一段落した母さん。もう達観してます。人生の夕暮れ時がどんなに幸せか、読んでてこっちまで暖かい気持ちになってくる。

 

毎日かあさん14巻 卒母編子供の年齢高3、高1

いつかこの日が来るのはわかっていたけど、思ってたより早かったわ。母さん、卒母しちゃった。最終巻よ。

 

3歳年が離れてここまで来たはずの兄妹だけど、お兄ちゃん、留学して1年ダブってます。ふみちゃんは演劇に目覚めて母さんの知らない世界へ突っ走ってます。

 

西原氏自身と周りの人々の振り返りエピソードや、曲がりくねった道の先に見つけた幸せをたくさん描いてるわ。

 

そして少し早いけど、もう母さん業を終わりにすること「卒母」を決心した母さん。集大成の描き下ろしの中で述べた言葉はただ一つ。

 

わかるわ、私も一緒よ。精一杯人生を捧げて頑張ってきた母親業についてなにか一言言うなら、これしかないわ。

 

それは読んでのお楽しみ!

  

まとめ

 全巻読み返しながら記事を書いたもんだから、途中泣いたり読み言っちゃったりしてものすごく時間がかかっちゃったわ。

 

でも、毎日かあさんは何度読んでもいいわね〜。10年以上、何回も励まされて元気をもらったもの。

 

西原氏の卒母の年を考えると、私の子育てももう折返し地点。もう半分終わっちゃったのね。。。

 

子育てに煮詰まって苦しくなったら、また毎日かあさんを開くわ。実際西原氏も笑い飛ばせないことはたくさんあったんだろうけど、豪快に悲しみも笑いに変えてきた彼女の子育てはいつも元気をくれる。

 

きっとこれからずっと卒母するまで何度も読み返すし、卒母した後も読み返して”母さん”をしていた頃の自分を懐かしむのよ。

 

やめて、今からもう泣ける!

 

毎日かあさんはこれからもずっと読み続けたい素晴らしい漫画よ。

 

良かったら参考にして頂戴〜! 

 

 

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