「ブッダがせんせい」という絵本には、親として子供に伝えたい大切なことがほぼ全て書いてあります。特に小学校低学年以下のお子さんへの読み聞かせにおすすめです。
【もくじ】
ブッダがせんせいという本について
作者:宮下 真
単行本: 112ページ
出版社: 永岡書店
出版日:2012年2月17
本の概要:
子供に教えたいブッダの“言葉”を集め、子供にも読めて理解できるような平易な文章で分かりやすく解説する本。ブッダが残した多くの言葉から、毎日の過ごし方のこと、友だちや家族のこと、勉強のことなどに関連したものを選んで紹介。
引用:アマゾン
ブッダがせんせいだって言ってるくらいだから、仏教の教えを元に、子供にわかりやすく人間が生きていく上で大切なことがたくさん書かれているわ。
しかし、子供に読み聞かせるだけでなく、親自身にもとってもためになる!
子供に道徳観の話やしつけをするのって、どんなふうに話せば伝わるか難しいじゃない。
そんな時に参考になるし、自分自信が価値観の軸がわからなくなった時もすごく助けになるわ。
ブッダがせんせいに具体的にどんなことが書いてある?
この本には具体的にはどんなことが書いてあるのか説明するわね。
本全体は4章に別れていて、それぞれざっくりと以下のような事が書かれてる。章のタイトルを読んだだけで、もう興味がわいてきませんか?!
1章:まいにちのすごしかた
毎日をどんな気持ちで過ごし、どんなふうに物事を捉えて過ごしていくと良いのかということが、具体例をあげて書いてある。
1章では、【物事の善悪】という、子供が社会を生きていく上で一番大切なことを教えてくれるわ。
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心をきれいにする方法。もし汚してしまっても、きれいにする方法を知っていれば洗ってやり直せる。
2章:ともだちのこと・かぞくのこと
家族、友達との人間関係を築いていく上で、持っていると素敵な人生になりそうな価値観がもりだくさん。
人間って生まれ持った個人差もあるけど、基本的にはケモノ。
自分と同じように他の人もみんな大切な存在なんだってことは、教えてあげないとわからないものだと思わ。
この章では、自分以外の人間にむける【やさしさ】を教えてくれる。やさしさを知ってるか、そうじゃないかでは、人生が別れるはず。
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人が怒ってるときだけじゃない。自分が怒ってばかりの時も「やさしい心」がなくなってる時。すぐに怒りは消せなくても、とりあえずそれに気がつくだけでもいいじゃない。
3章:べんきょうとあそびのこと
子供が一度は通る道「なんで勉強なんてしなきゃいけないの?」の疑問に答えてくれる。
勉強だけではなく、様々なことを「知ること・学ぶこと」の大切さ、自分が知識を得ることはすべて自分のためになるということも教えてくれるわ。
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子供ってすぐにこれやるわよね。自分のほうができることがあるといばりたくなる。
いばられた方は嫌な気持ちになるし自分もみっともない。
大人になっても、巧妙な形でこれをやってしまうのよね。それがいわゆるマウント。マウントって、意識せずやってしまうことがあるから本当に気をつけたいわ。
4章:こころをそだてよう
最後に、自分で考えて、なりたい自分になっていく。ここでは正しい価値観を持って【自立】していく大切さが学べるわ。
自分に起こるいろんな出来事を人のせいにしない、全部自分の事として捉えていく心の強さって、難しいけど大切なことよね。
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自己肯定感を育てたり、日常生活や子育てに最強に使える
ブッダってめっちゃ良い事言ってたっていうのはなんとなく知ってたわ。なんたって元祖ほとけさまだからね。
多分史上最高のインド人だと思う。
でも、宗教的な臭いとか綺麗事とか、私は嫌いよ。まったく受け入れられる気がしないわ。
そんな神をも恐れない罰当たりな私が、この「ブッダがせんせい」からは大切なことを教えられてる。
子供に教えたいだけじゃない。親としてまっとうな人間を目指して生きたいと思った時に大切な考え方の指針がここにたくさん要約されてるわ。
でも、実際にこれをみんなが全部実行していたらそこは既に極楽浄土。ありえないわよね。
大事なのはこれをきっちり守ることじゃない。こういう考え方を知ること。価値観の軸として、正しいことを知っておくことの大切さだと思う。
基本的な価値観についてよく「幼稚園でならわなかったの?」みたいなセリフがあるけど、とりあえず保育園だった私は習ってない。
習ったのかも知れないけど忘れてる。幼稚園の時言われたこととか、ひとっつも思い出せないし。
それじゃあやっぱり足りないのよ。外から学ぶことだけじゃ足りない。家庭でも教えてあげないと。
価値観を植え付けるっていうのは相当の年数がかかるし、植え付ける方の考え方がぶれてたらそんなの聞くわけないし。
この本は小学校低学年までに読ませるのがコツ。なぜなら、中学年以上になると生意気になってきて素直に聞かないから!
自発的にこれを読もうとは子供はなかなか思わないしね。まだ黙って聞く幼少期に洗脳にかける事をおすすめするわ。
こんな大切なことをじっくりと教えてくれる親のもとで育って、自己肯定感が育たないわけ無い。私はそう思います。
まとめ
親だって皆未熟な人間だからひとつひとつに悩むわよね。こんな考え方で本当にいいのかなって。
悩んでる時点でもう良い親だって思うんだけど、この本を読んだらその悩みの解決への道標になるはず。
自分や家族、友達にいろんな時期があるけど、いつもブレない軸で生きていきたい。そしてそういう生き方を子供にもしてほしい。
とはいえ、本の中には「こんなぬるいこと言ってたら生き残れないわよ。」って思うことや、「自分より人を優先するって考え方嫌いなのよね。」などと、自分の価値観とは合わないお話ももちろんあるわ。
そういうのはとばしてー\(^o^)/ミナカッタ
お気に入りのページを何度も子供と一緒に繰り返し読むようにしてる。変な育児書よりも、ずっと参考になる!
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