銀歯が超目立つの私の歯をみたアメリカ人の反応の前編はこちら!
後半は、Kさんに銀歯だらけの歯をドン引きされたその後のお話よ。
【もくじ】
歯並びの悪いアメリカ人に出会う確率
前編でも少し書いたけど、アメリカ人は所得の低い人々もガタガタボロボロの歯のままで暮らす人ってとっても少ないわ。
歯並び調査隊の私は、今のところ八重歯、受け口、出っ歯、すきっ歯、黄色い歯のアメリカ人を一人も見たこと無い。
でも、お手入れ不足でなんか詰まってる汚い歯の人は見たことあるわね。でも歯並びはロバ。あときれいに見えて息が死ぬほど臭い人もたまにいるから要注意ね。
アメリカ人による歯へのこだわりの説明
なんでアメリカ人てそんなに歯にこだわるの?疑問に思ったお母さんはアメリカ人家庭教師のNさんに聞いてみたわ。
Nさんの回答はこうよ。
アメリカ人にとって歯はとても大事。歯が白く整っていることは、それだけでまともな家庭で育ったということを相手に知らせることができるのよ。
逆に歯並びが治っていない状態であるということは、貧乏な家から出てきた可哀想な人間、もしくは親が無教養だと即レッテルをはられるわ。
相手に与える印象は経済的な困窮だけじゃないのよ。現在に至っては子供の歯を矯正することは親の義務とも言えるほど。子供の歯並びを放置するのはある意味ネグレクトに見えることもあるわね。
子供が生まれたら、何があっても矯正のお金だけは工面するわ。一人に付き平均5000ドル〜10000ドルの費用がかかるにのかかわらずね。
そして多くの子どもたちは矯正によって歯にワイヤーをくくりつけられるのを名誉に思っているのよ。
矯正は大人への第一歩。自分にその時が来るのを楽しみにしている子が多いわ。
ここ数十年でアメリカでは国民全体に歯を美しく保つことをステータスとする概念が完全に浸透したと言えるわね。執念とも言えるこだわりで歯を美しく保つのが今のアメリカよ!
だ、そうです。
なるほどねー。そこに来て私のギンギラ銀歯の衝撃も納得だわ。
育児サークルのKさんの中では、私という”歯が恐ろしく銀で構成された人”の衝撃が”外国人だからしかたない”という理屈を上回っちゃのねきっと。
歯を治すことにした
自分の歯の状態が、アメリカ人に少なからずショックをもたらすビジュアルだということに気がついた時から、歯を見せるのが恥ずかしくてたまらなくなったわ。
笑うときも口を開けないように気をつけたし、話すときもなるべく口を開けずにボソボソと話した。
それは日本人相手でも、うっかり大口をあけて反り返ったりしないように気をつけるようになっちゃった。もう必死。そんでそのうち思ったわ。
(;´Д`)(このままじゃメンタルもたねえわ)
こんな状態じゃもうアメリカ人と会話できる気がしないし(ただでさえ英語なのに)、でも当時は日本人の友達が一人もいなかったからアメリカ人と話せなくなったら孤独死する。
ついに決心したわ。銀歯、セラミックにする!
アメリカのセラミックのクラウンのお値段
日本でもアメリカでもセラミックの歯は高価よ。私が通った歯医者では、セラミックのは歯1本あたり600ドルだったわ。
直さなくちゃいけない歯は全部で10本。
とりあえずパッと開けてすぐ見えるのは下の歯の6本。それで3600ドル、全部治したら6000ドル!
アメリカ人が歯の矯正にかける値段と同じくらいになるわね。
でも迷いはなかったわ。銀歯だらけの口じゃあ、アメリカでは暮らせない!一刻も早くギンギラ銀歯たちとお別れする必要があるのよ!
そうして決心してから約1年かけて1本ずつ銀歯と別れを告げ、ついにセラミックの美しい歯を手に入れたわ。下だけだけど。
上は大口あけて反り返らない限り見えないからまた今度。
歯を直した今
銀歯が無いって最高。もうアメリカ人と話すときも口元は全然気にしないで居られるし、自分でも歯を見るたびに嬉しい気持ちになるわ。
でも、銀歯がなくなっても一度病的に気にしだした歯への執着は止まらなかったわ。今度は黄ばみが気になるし、年齢で痩せてきた歯茎もめっちゃ気になる。
それに以前よりも歯のお手入れが念入りになった。
朝に晩にウオーターフロスを使うし何かといえばマウスウォッシュ。そう、まるでアメリカ人のような歯への執着!
言語も食事も文化も全然アメリカナイズされないけど、ここだけはものすごくアメリカ色に染まってる自分がいるわ。
アメリカで暮らすなら、歯は命。八重歯、すきっ歯、黄色い歯、そして銀歯。それを見たアメリカ人は皆心の中でドン引きしているのです。
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