漫画、読んでますか?
お母さんが子供の頃、昭和の時代「漫画ばっかり読んでるやつはアホになる」って言われて育ったけど、それは間違いだったわ。母ちゃん見てくれこの時代を!
漫画ばっかり読んで育った連中が漫画を描く天才になって世界中に漫画を放出してるじゃない!日本のテクノロジー技術は真似したり盗んだりできても、いまだに日本の漫画の水準は世界で唯1強!他国の追随を許さないぶっちぎりの高水準漫画輩出国よ。
外国人もみんな日本の漫画読んでる。オハイオの図書館にも日本の漫画が山ほど置いてあるわ。日本の漫画文化が恐ろしいほど発展してるかがうかがえるわよね。
それに漫画ばっか読んでた連中は何もみんなして漫画家になったわけじゃないわ。漫画にいろんなことを教えられて影響を受けていろんな職業についてるでしょ。
これを読んでるあなただって「大好きで心に残ってる漫画を1冊教えて」って聞かれたら、「1冊じゃ迷う~!(*´Д`)」ってくらい好きな漫画があるはず。
何を隠そうお母さんは漫画大好きBBA。いや、BBAになってから漫画に目覚めたわけじゃないわ。子供の頃、月のお小遣い500円を握りしめて毎月りぼんを買ったり、お年玉で「ときめきトゥナイト」を買いに行ったりした所からはじまり。。。
漫画を買う習慣は大人になっても全然変わらず、自分で働くようになったら無尽蔵に漫画が買えるじゃない?実家暮らしだったし。
それで調子に乗って休みの日に紀伊国屋書店に行って漫画だの小説だの買いまくってたら、いつの間にか部屋の蔵書が5000冊にまで膨らんでたって言うね。壁一面全部本。要するに引きこもり系犯罪者の部屋。
しかもお母さん結婚してから引っ越し繰り返してるから、毎回「その大量の本どうすんだおめ!」って周りから非難の嵐だったわ。あんまりうるせえからほとんど処分したわ!ブックオフに二束三文で引き取ってもらったわよ!
えーん(ノД`)・゜・。
今はアメリカに住んでて漫画本は簡単には手に入らないんだけど、最近は電子書籍でほとんどの本をタブレットで読めるから、新刊もガンガン買いまくって読みまくってるわ。素晴らしい世の中ですね。ありがとう電子書籍(^^)/。
そんな漫画大好きお母さんが、自分の息子に絶対に読ませたい、というかすでに彼らが読んでる少年向け漫画のBEST5を選びたいと思います!
('ω')ノ<オラ、早速行ってみっぞ!わっくわくするなぁ~
おすすめ少年漫画第5位:宇宙兄弟
【あらすじ】
兄のムッタと弟のヒビトは幼いころ、共に宇宙飛行士を目指す仲の良い兄弟だったのね。でも大人になったらムッタはいつの間にか宇宙に行く夢をあきらめてサラリーマンになったわけ。
一方弟のヒビトがね、すごいの。なっちゃったの宇宙飛行士に。そんで月に行くとか言ってるの。そんな弟と自分を横目で見比べてちょっと卑屈になってるムッタだけど、ある日会社の上司に頭突きを食らわしてクビになっちゃった!
でも、クビになったのをきっかけにムッタは再び宇宙飛行士を目指すことを決めるのだった!しかし「宇宙兄弟」ってそのままのタイトルね。
【おすすめポイント】
やっぱね。夢って大事。夢の延長線上で生きてられるってまさにそれが夢じゃない?諦めたら夢はそこで終わり。でも挑戦し続ければそれは夢への道なわけで、その夢はかなうかわかんないけど、その道を歩いてること自身が夢の逆っかわの延長線上なのよ!わかるかしら?
話の柱は主役のムッタが宇宙飛行士になるべく色々挑戦していく途中、いろんな人たちに出会うんだけど、彼らがいちいちすごく魅力的なのよ!みんなそれぞれに色々抱えてて、人間味に溢れてて愛があって、読んでるとつい感情移入しちゃって泣いたり笑ったり感動したり。。。。
出会う仲間によって自分は成長していく、自分は周りの人間によっても形成されていく様子がムッタを通してとっても素敵に描かれてるわ。
漢字が難しいかな、とか、内容が大人向けかな、と思う個所も多々あるけど大丈夫!逆もいっぱい挟まってるから読みだしたら止まらなくなると思うわ。
おすすめ少年漫画第4位:ママはテンパリスト
【あらすじ】
作者である東村アキ子氏による 育児エッセイ。アキ子氏の第1子の息子「ごっちゃん」が主役なんだけど、このごっちゃんがちょっと考えられないくらいアホなのね。
それで東村氏はタイトルの通りワンオペ育児なうえに大量の漫画の連載抱えてるからいつもパンパンに切羽詰まってテンパってるのよ。
そこにごっちゃんが幼児ならではの測不可能なおもしろいハプニングを次々に巻き起こすんだけど、その様を天才的な描写力で描き上げた育児エッセイの金字塔だ!
【おすすめポイント】
まず最初に覚悟しなきゃいけないのは、この本を読むと子供の性格が基本的にアホになります。なので「うちの子はアホになったら困る」というママはこの本はとりあえず保留にして頂戴。
この本はお母さんが妊娠中に買ったんだけど、長男が小学校1年生くらいから読み始めて、大げさじゃなく何百回も読み返しまくってるわ。そして長男はごっちゃんを尊敬しているわ。こないだ一時帰国で新宿に宿泊してるときも「もしかしてごっちゃんに会えるかな」とか言ってたし。アイドルかっ!
子供向けのギャグマンガって、コロコロコミックを読んでおけばいくらでも読めるんだけど、あちらは基本的に下ネタなのよね。汚かったり下品だったり。でも「ママはテンパリスト」は、東村氏ご本人もおっしゃってるけど下ネタが苦手な作者が書いてるから下ネタはごく少なめ!
単純にごっちゃんの幼児ならでは予測不可能な笑えるエピソードをさらに面白おかしく描いてくれてるのよ。親としてはそういうの健全で助かる。
ただし、この漫画にはサンタクロースからのプレゼントを親が用意するというエピソードが含まれているので、まだサンタを信じてるお子さんに見せるのは要注意!我が息子はそのエピソードを読んで以来ずっとサンタを疑ってます。
(ノ∀`)アチャー
おすすめ少年漫画第3位:約束のネバーランド


【あらすじ】
舞台は未来の世界の孤児院。子供達は「ママ」と呼ばれるシスターに育てられて平和にすくすくと育っていくわ。ここの子供たちは6歳から12歳の間に里親の元に行くことになってるんだけど、それまでめっちゃ激しく英才教育を受けさせられるわけ。
でも血縁がなくても皆兄弟として楽しく仲良く、ママに大事に育てられてるからグレたりはしないのよ。
でも実はこの孤児院ってめっちゃ恐ろしくて、子供を外に連れ出す時はその子供を鬼に引き渡すのよ!しかも鬼、子供を喰らうって言うんだから恐ろしくて失禁寸前!ママってば優しいふりして実は鬼と子供たちの橋渡しをしてたいわば鬼ババだったっていう。
それを知った孤児のエマ、レイ、ノーマンはみんなで孤児院から脱出を図るわ。3人いれば文字の知恵。孤児たちは逃げ出すことができるのか?そして鬼ってなんなの?!
【おすすめポイント】
これはもう王道のファンタスティックアドベンチャーですよ。ちょっぴり怖い描写も男なんだからこれくらいでビビってんじゃないよ!ってところね。
ファンタジーなんだけど、突然身体が光って金髪になって手からかめはめ波が出たり、人間の腕がゴムになってめっちゃ伸びたりそういうことはないのね。普通の小学生くらいの子たちが体と頭を鍛えて戦うって言う、そういうところがちょっとリアル。
「僕はどっちかっていうとこのキャラかなー」「弟はこのキャラだろー」なんて登場キャラクターに自分を当てはめて楽しめると思うわ。
鬼とママと子供たちの戦い、めっちゃ続きが気になる!
おすすめ少年漫画第2位:ONE PIECE


説明いる?いらないわよねー!年明けに新刊が出たんだけどついに91巻!今の舞台はおそらく日本の国がモデルのワノ国よ。
尾田栄一郎ってヤバすぎますね。脳みそどうなってるの?91巻まで進んでもキャラたちが成長しているのにまったくブレない!
とにかくずっと海賊王になるぞってこれがテーマ。ブレてない
そして仲間を思う気持ち、第一話からずっとから変わってない
最近のルフィはかっこいい
ワンピースを読まないで育つなんて人生損してる気がするわ。せっかくこんな名作が生まれた国の子供なのに!ワンピースを読んだら絶対みんな思うはず。
僕もこんな仲間が欲しい!そして仲間が困ったときはルフィのように仲間を助けるんだ!ってね。
ある意味道徳の教育ね。親が教えるよりよっぽど身につくと思うわ!
最新刊昨夜読んだ。今回も泣いたよ!(つд⊂)エーン
おすすめ少年漫画第1位:鋼の錬金術師
【あらすじ】
エド君とアル君


エドワード君とアルフォンス君は母子家庭で育つ兄弟。2人は錬金術の才能にたけてたため、お母さんが死んじゃった時に「もしかしたら錬金術でお母さんを生き返らせられないかな。」って思いついちゃってトライ。
ダメ、それ絶対やったらダメなやつ。禁忌を犯したエド君は右手右足を失い、アル君はなんと魂以外全部持ってかれちゃったよ!
えーん(ノД`)・゜・。
2人は失ったものを取り戻すために旅に出るのでした。
【おすすめポイント】
これね、少年漫画雑誌に掲載されてたんだけど、テーマは重いし結構残酷だし、ストーリーめちゃくちゃ練られてるし、連載当時めちゃくちゃ世間を賑わせてたわ。
漫画界隈だけ?お母さんOL時代にお母さんよりもヤバい漫画オタクの同僚女性に勧められて知ったんだけど、少なくとも彼女はかなりざわついてた。
ハガレン読んでない人いますか?まだ読んでないなんて羨ましい!これからハガレンの世界をフレッシュな気持ちで知ることができるなんて、人生の楽しみがまだ待ってるって事ね!
まあ少年漫画のヒーローはたいていそうなんですが、このエド君も例にもれずめちゃくちゃ勇敢!小さい体で化け物に全然ひるまず戦うのよ。かっこいいわよ~!
そんですっごい弟思いなの。弟もすっごいお兄さん思いなの。天涯孤独な兄弟がめっちゃ寄り添って旅をするのね。
ハガレンはとにかく兄弟愛。宇宙兄弟よりも強い兄弟愛がそこにはある。我が子もハガレンからかなり兄弟愛を教わってると思うわ。普段は喧嘩ばっかしてるけど、なにかあったらエドとアルみたいにお互いを守るってちゃんと思いあってる。
戦闘ものだからもちろん敵が出て来て戦うんだけど、敵側の事情も敵側の目線で詳しく描いてくれるから、最終的に誰も憎めなくなるの!
最終巻まで読んだ後は、優しい気持ちが心に残るような爽やかな読後感。これを超える名作は今のところお母さんは知らないわ。